マイホームの購入に携わり住宅ローンのお話をすると、
住宅ローンを選ぶときのポイントってあるんですか?
そもそも、そんなに違いあるんですか?などなど
実際、住宅ローンについて詳しく知らない人が多い印象を受けます。
そこで今回は、これから住宅ローンの利用を考えている人に向けて、
住宅ローンを選ぶポイントとオススメの金融機関を紹介・解説していきます。
これを読めば「やっぱりあっちにすればよかった!結局○○円も損した!」なんて後悔することがなくなるはずですよ。
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住宅ローン選びのポイント
住宅ローンを選ぶときに大事な4つのポイントを紹介します。
金利のタイプ
金利には「変動型金利」「固定期間選択型金利」「全期間固定金利」の3つのタイプがあります。それぞれ簡単に解説していきます。
- 3つのタイプの中で当初の金利水準は一番低くなります。ですので、最近では住宅ローンを選ぶ方の半数以上が変動型を選択されています。
- ただ、金利が上昇した際は返済額が増えてしまうリスクはあります。なので、金利動向をチェックできる人やのちに借換を検討している人にオススメのタイプです。
- 10年間など一定の期間、当初選択した期間金利が固定されるものになります。期間終了後は金利のタイプを選ぶことになります。
- 将来、住宅ローン申込時より収入の増加が見込める方や、都度自分で選択をされたい人にオススメです。
- 借りた時点で最後までの返済額が決まっているタイプです。CMなどでもおなじみの【フラット35】がこれに当たります。
- 変動して金利が上昇するのは困る、借換の予定もない方にオススメです。【フラット35】は個人事業主やフリーランスの方にも人気が高いです。
諸費用とトータルコスト
住宅ローンを組むとなると住宅ローン保証料や、事務手数料、印紙税など大小合わせると100万円前後のコストが発生します。決して安い金額ではないですよね?
事務手数料だけみても民間の金融機関であれば5万円前後が多いですが、一部のネット銀行などは借入額の2.0%前後としていることもあります。3,000万円借りたとしたら、60万円もかかってくることになります。
諸費用を含むトータルコストは安い金額ではありません。先々の借換や繰上手数料も見越して考えておくとどれがお得か自ずと見えてくるはずです。
団体信用生命保険≒生命保険
一般的に住宅ローンを申込むには団体信用生命保険(団信)への加入が必須になります。
これは借りた本人に万が一のことがあった場合に、住宅ローンの残債がゼロに出来る保険になります。一般的に、団信の保険料は金利に組み込まれています。
この万が一と言うのがポイントで、死亡だけでなく〈3大疾病〉〈8大疾病〉や〈ガン〉を対象としたものと様々です。このため、団信に加入するということは新しい生命保険に加入することとほぼ同じです。
多くの方が住宅ローンを組んで団信に加入される際に、保険を合わせて見直しています。住宅ローンによって団信の内容も違いますので、比較して自分にあったものを選びましょう
審査の通りやすさ
どんなに頭を悩ませても審査に通らないことには始まりません。金融機関によって審査基準や項目は異なります。
過去に一度、落ちたことがあるからと言って他の金融機関でも落ちるとは限りません。実際に審査が通りやすいとされている金融機関を紹介します。
住宅ローン審査に通りやすい金融機関
①ARUHI住宅ローン『フラット35』
フラット35自体は都市銀行や、地方銀行、ネットバンクなど多くの金融機関で取り扱いがあります。ただ、ARUHIでは自己資金が一定額以上ある場合に低金利で借りられる制度があるなど、他の金融機関と比べても充実した内容になっています。
金融機関でよくある担当者の知識・経験不足もARUHIの場合、住宅ローン専門の金融機関であるため知識・経験共に非常に豊富です。ちょっと厳しいかなと見られる場合でも、どうにか審査に通るためのアドバイスをしてもらえたり、1件、1件積極的にきちんと取り組んでもらえます。
②楽天銀行住宅ローン『フラット35』
店舗を持たないネットバンクの一つ楽天銀行のフラット35になります。
楽天銀行のありがたいところは、ネットバンクの中でも事務手数料が業界最低基準に設定されている点です。
また、一部繰上返済・全額繰上返済ともに手数料が無料です!一部繰上返済は無料の場合が多いですが、全額繰上返済まで無料にしている金融機関はなかなかありませんので魅力的ですよね。
③ジャパンネット銀行『住宅ローン』
こちらも楽天銀行と同じくネットバンクになります。ただ、フラット35でなく10年固定金利や変動金利などに人気があります。
2019年7月にできたばかりということもあり、積極的な姿勢で住宅ローンの融資を行っています。業界最低水準の金利設定や団信の保証内容が豊富なところも人気の一つです。
➀、②とフラット35が通りやすい理由の一つが、金利にあります。変動金利の方が一般的にお得と説明しましたが、その分審査は厳しくなります。なので、固定金利でずっと変わらないフラット35の方が金利も高くなる分、審査も通りやすくなります。
住宅ローンの審査に落ちてしまったら
審査ですから必ずしも全て通るわけではありません。ただ、Aと言う金融機関で落ちてしまってもBでは通るかもしれません。なので1つの金融機関でNGが出たとしても全ての金融機関で断られたわけではありませんので、審査を通過出来る金融機関を探すようにしましょう。
ただ、個人信用情報が原因である場合は延滞や滞納のデータ(事故歴)が消えるのを大人しく待ち、きれいになってから再度審査にかけてみましょう。
自己破産した方であっても、5~10年すればデータは削除されて住宅ローンを受けられたという方は少なくありません。
個人信用情報はCIC、JICC、全銀協でそれぞれ確認が出来ますので審査にかける前に不安な方は確認しておきましょう。
最後に
住宅ローンを選ぶ基準は人によって様々です。家庭の環境によって重要なポイントも変わってきまし、些細なことが後の人生設計に影響を及ぼしかねません。
また、住宅ローンの選択肢を増やすことも後悔しないための大事なポイントです。
年収をあげたり、借入を減らすなどして選択肢を増やしてから住宅ローン選びを始めてみることも頭に入れておきましょう。
ちなみに噂程度ですが、住宅ローンの審査に通りやすい時期は3月と9月の決算時、保証会社が多忙な12月とされていますよ。